ヤマダ電機の電子書籍サービスの移行

世の中には様々なタイプの電子書籍サービスがあるのですが、
ヤマダ電機なんかも、「ヤマダイーブック」というサービスを行っています。

しかし一旦現行のサービスを終了させて、
新サービスに 移行するというアナウンスがありました。

で、その際、移行するにあたって
購入したポイントは使えなくなる上に、
ダウンロードしたものも読めなくなり、
さらに払い戻しもないというので、
「おかしいのではないか?」という声が上がっていたのですね。

ヤマダ電機の電子書店が閉鎖 購入書籍は閲覧不能に





これを受けて、
ヤマダ電機側が早速対応を発表したようです。

 http://www.yamada-denki.jp/topics/download.t.pdf/783
新サービスへの継続にご承諾いただけないユーザー様に関し ましては、 お手持ちのイーブックポイント残高相当をヤマダポイント付与という形で対 応させていただきます。 また、ダウンロードされたコンテンツに関しましては、新サービスへ移行後も、引き 続き閲覧ができるよう、調整を行っております。 新サービスへの移行に伴いましては、既存ユーザー様の不利益とならぬよう、十分 に配慮した形で対応を行ってまいります。


ようするに、希望者には、
購入ポイントはヤマダのポイントで返金する。
ダウンロードしたコンテンツは、
今後も使えるように「なんとかする」 という話ですな。

会社として同系列のサービスを続けることをアナウンスしている中で、
なんとか、当たり前の対応な感じになったのではないですかな。



しかし、 これ
もし会社本体が倒産したらどうなるんだろうかとか、
電子書籍というビジネスの方から
少し考えておかないといけないのかもしれませんな。

ある程度、会員ボリューヘムを持っているサービスであれば、
「買い手」が現れることも予想できますが、

会員ボリュームが無い上に
ちょっとフォーマットやらで移行が難しそうな所だと
立ち消えしてしまうこともありえます。

これは、読者から見て「困る」というだけではなくて、
事業を精算するときにもそのまま負債となってしまうという話ですな。



今、電子書籍ビジネスを考えている所は、
将来的に事業の再編なんかを視野に入れ、
移行しやすい顧客管理スキームというのを、
色々と考えておいた方が良いかもしれません。


で、そういう観点から見てみると、
まぁ、あの会社のアレは
そのまま負債になっちゃうなではないのかなぁっとw