新刊でました。『めきし粉幻想小説短編集』

新刊、出しました。


『めきし粉幻想小説短編集』


根柢の文明批判というテーマは
なかなか理解されにくいのかもと思ってみたり^^;


どうぞよろしく。 



ページ単価から考える未来のコンテンツ供給

kindle unlimitedが始まりまして、
まだ分配の額ととかが
どうなるのかよくわからない部分があるわけなんですが、

今回は 読まれたページ数で
コンテンツの報酬が決まるという事に関して
少し考え浮てみようかと。

まだ、あまり意識している人は少ないかもしれませんが、
例えば1ページ読まれて1円が支払われる場合ですと、
1万人に読まれるとページ単価が1万円になるわけです。

もちろん1ページ読まれて1円っていうのは
実際、かなりの率でありまして、

前回 月額1000円で
2000ページ(200ページの本10冊)っていう概算だと
1ページで0.5円程度が一つの目安になりうるかもって
話をしたわけなんですが、仮にこれを基準とすると、

1万人に読まれた時の
ページ単価は5000円となります。

もちろん実際のkindle unlimitedの
報酬額の変動なんかは
まだ実態がつかめないところなんですが、
こういう所から考えていくのも、
ひとつのあり方であるかもしれません。


逆に、コンテンツの内容の方で考えると、
たとえ途中まで出ても
「読まれたらお金になる」という面に着目すると
小説などでは、
とにかく最初に大風呂敷を広げるパターンが
マッチしてくるかもしれません。

良いか悪いかではないのですが、
単行本を所有するという感覚よりも
読み飛ばすという読者の感覚が
今後注目されてくるかもしれないですな。










連載中『怪しいネットワークビジネスを追え!』 

連載jpの方に、
某マルチ商法の実態を追った
記事を書いています。



怪しいネットワークビジネスを追え! ~1
http://rensai.jp/185340

怪しいネットワークビジネスを追え! ~2
http://rensai.jp/185973

怪しいネットワークビジネスを追え! ~3
http://rensai.jp/187740

怪しいネットワークビジネスを追え! ~4
http://rensai.jp/188853

怪しいネットワークビジネスを追え! ~5
http://rensai.jp/190364

怪しいネットワークビジネスを追え! ~6
http://rensai.jp/193480

怪しいネットワークビジネスを追え! ~7
http://rensai.jp/194856

怪しいネットワークビジネスを追え! ~8
http://rensai.jp/196835


あんまり媒体向きじゃない記事なんですが、
8回目にしてどうしてこの媒体で発表したのか、
少しわかるかもしれません。


連載自体は、まだ続きますよ。

思い切って万年筆買いました。。

ハイライター(マーカー)用に
思い切って、少々お高めの万年筆を購入しました。。

たぶん、安物の蛍光ペンだと
今後一生分の値段ぐらいw






Kindle Unlimitedの収益構造を予想してみる。

12万冊以上のKindleの書籍が月額980円で
読み放題となるKindle Unlimitedですが、

Kindle Unlimitedで読まれることを前提として
作る側としては、
 どういった感じのものを考えるべだとか。

おそらくは、価格を気にしないで
適当に読み飛ばせるネオパルプっていう感じのが
よろしいのかもしれないと
思ってみたりしているわけですが

1ページ読んでもらうと
どのような収益が生まれるのだろうかと
いう点にも着目しなくてはなりますまい。

まだ Kindle Unlimitedでの収益分配が
始まってはいないので
なんとも言えないのですけれども、
1ページ当たりは0.8円以下ぐらいでないのかなぁっと

このページ数っていうのは、
アマゾンが計算する形です。
Amazon Services Internationalが出している
 パブリックドメインのシリーズの場合ですと
500文字ちょっとで1ページ換算ですから
そのあたりが目安になります。


Kindle Unlimitedでの収益分配というのは、
基本的に、毎月アマゾンが積み立てた基金を
全ての読者に読まれたページ数でわって
分配する形ですので、
収益は安定しないはずなんですが、
毎月一冊限定だった
オーナーライブラリーよりは
厳しくなるのではないかと思います。


おそらくは0.2円ぐらいから0.5円の間に
収まるのではないかと。
大体200ページの本を10冊読むと
2000ページ程度ですから、
980円の月額を元にして計算すると、
大体0.5円なわけです。
オーナーライブラリーだと0.8円ぐらいですから
これより少し厳しくなる感じかなぁ。
という皮算用になります。


もちろん
読み放題を利用しようという人ですと、
月に10冊で収まるのかは、微妙ですし
ページ数が多くなりそうな
漫画本とかも入ってきますから、
おそらくは利用者の平均は
2000ページ以上にはなるだろうと。
とすると基本的には
0.5円よりも厳しくなることが予想されます。
アマゾンからのかなりの額の持ちがあったとしても
0.8円は厳しいかなと。


例えば300ページで1000円の書籍を
印税70%で販売した時は、
一冊当たりの印税収入が700円となります。
Kindle Unlimitedの場合で
1ページ当たり0.5円の収益があるとすると
300ページですから、
ページ単価でたとえ0.8円ぐらいあったとしても
240円にしかなりません。


要するに、皮算用をしますと
読み放題効果で3倍ぐらい
読まれなくてはならないという事ですな。

中途半端な本の場合ですと、
3倍の読み放題効果を確保するのは結構きついかも。


でもですね。
ただ単品で購入するつもりはないのだけれども、
「読み放題だから、読んでみるか」っていう感じの本ですと、
言ってみれば、元々がゼロなわけですから、
3倍とかだ云々考えなくても 「読まれただけ勝ち」なわけです。

実は、この辺りはKDPなんかやっている人は
捕まえどころなのではないのでしょうか。


うまくすると、何か面白すものが
生まれてくるのではないかなぁと思ったりしております。






Kindle Unlimited時代のKDP販売戦略

いよいよ月額980円で12万冊以上の本、
コミック、雑誌を読み放題で利用できる
Kindle Unlimitedが始まりました。

このKindle Unlimitedが日本で流行するかどうかは
まだ未知数な部分が多くありますが、
少しばかり、 Kindle Unlimitedに即した
KDPの販売戦略を考えてみようかと。

まずKDP セレクトに登録しないと、
Kindle Unlimitedの対象にはなりません。
マルチ展開を踏まえて「KDP セレクト」を外している人は要注かも。

まず重要な点ですが、Kindle Unlimitedの場合、
ロイヤリティーは、初めて読まれたページ数を元に算出されるという点です。
実はここがポイントになります。

KDPのロイヤリティーというと
250円以上の単価をつけなければ
70%のロイヤリティーは受け取れなかったわけで、
高いロイヤリティーを確保しようとすれば、
全体的に、ある程度のボリュームの本を作って
250円以上の単価になるように設計するというのが
一般的だったと思います。

しかしKindle Unlimitedの方に焦点を当てると、
このボリュームはあまり気にしなくてもよくなるわけです。
 
読者の保有冊数が10冊という上限があるものの、
次々に入れ替えて読まれていく前提ですので、
文芸作品ですと、最低価格の99円での販売になるような
ページ数が少ない、さっくと読める短編集なんかが、
非常に有利になってくるのではないかという指摘です。

もちろん保有数上限がありますから、
闇雲に冊数ばかりを増やしていくのはどうかと思いますけれども
読者がすぐに読み切れるページ数で、
次々と続編やシリーズに手を出せるような本が
Kindle Unlimitedにはマッチしているのではないかと。

文字数でいえば1万字から2万字程度で
読み飛ばされていく感じのものでしょうか。

読み飛ばされて、入れ替えられていくのが前提ですから
昔のアメリカであったパルプ・マガジンと性質が似ていますから、
ネオ・パルプ」 といってもいいかもしれません。


また、そうした作品が増えていくことで、
Kindle Unlimitedの、読み飛ばしていくという
使い方も広まっていくのではないかと。



興味のある人は、
ちょっとした短編集みたいなものを
積極的に挙げてみるとおもしろいかもしれませんよ。


万年筆を使ったり

どうも、あんまり校正に時間がかけられていないわけで
読者の皆様には大変、もうしわけないのですが、

形から入るべく、校正なんかに使う
ちょっとした万年筆を買いそろえております。

で、最近では、
ペリカンのジュニアーノというお安めの万年筆に
赤インクを入れて使ってたりします。

今まで使っていた赤のボールペンよりも
すらすらとかけて楽しいですよ。




注意・最初に付属してくるのは青インクのカートリッジです。
こんな外見なのに^^;



で、コンバーターというインクを吸う装置を用意して、
とりあえず
インクは「冬柿」を購入。

 


コンバーターは、色々と規格があったり
同一規格でも個体差で
ゆるかったりきつかったりするらしいので、
ユーザーレビューとかを参考に
ペリカンのジュニアーノで使えそうなものを選択。

今のところコンバーターからの漏れもなく
普通に使えているようです。

「冬柿」の赤は、
ちょっとおちついた感じの赤色で
なかなか良いですな。



で、最近、気になるのがハイライター。
いわゆる蛍光マーカーみたいな感じで万年筆を使おうかと。
よく考えると蛍光マーカーなんかも、
原稿の整理に、よく使うんですな。


で、どうせなら、少し良いものを
と思って見つけたのが
ペリカンのM205の黄色。。

うーむ。やっぱりちょっと高いなぁ。苦笑。




まぁ、道具よりも、
まずはきっちり校正をやれという話があるかもしれませんが
それはそれで^^;




※誤字脱字のご指摘は、大歓迎ですので
遠慮なさらずにお願いいたします。