キンドル本のキャンペーンの試行錯誤

kindle本というのは、無料配布とか割引とか
出版各社が色々なキャンペーンを試行錯誤している状態ですな。

中でも無料配布で認知を上げるって言うのは
定番としてあったりします。
あと、コミックスなんかでは
「期間限定 無料お試し版」っていうのが
結構有るみたいですな。


もう少し本気で
コンテンツを作ってやろうかなっていう所は、
ダイジェスト版というかお試し版を作って
それを無料、もしくは低価格で
配布をやっていたりします。

例えば、
キスプリクラやら愛人リストなんかの流失やら対応で
今あれな感じでなにかと話題の
「岡田斗司夫」の所なんかのも
そういうのを、やってましたな。




これはキンドルでは、上下巻で売られているもの。



長編コミックスの「ブースター」は有るんですが、
実は、こういう形をやっている所って意外と少ないですな。
手間暇がかかる割には、
あんまり、本編の売上には結びつかないのかも。

実は、かくいう私も、
上下巻そろえたりしてないですな。。

まぁコンテンツの内容との相性も有るのでしょうけれども、
上中下程度の本の場合ですと、効率が悪く、
広くパターンとして認知されるまでには至らないのかも。


で、最近ちょっとおもしろいなぁと思ったのが、
山本直樹先生のコミックの「レッド」の売り方で、

一巻を無料配布
二巻を99円
三巻以降が540円とか
っていうタイプのもの。


※2015/2/22 のアマゾンより

さすがに三巻以降は値段を
つりあげると言う事はなさってませんが、
続編というか完結編に位置づけになる
レッド 最後の60日 そしてあさま山荘へ(1)
の発売に合わせてて、
こういうのをやるというのは面白い手法かも。

しかし以降の巻と「そしてあさま山荘へ(1)」を含めて
紙の価格の約半額の値段設定にするとは、
講談社も中々やりおるなと。


内容は、連合赤軍の一連の事件をモチーフに
丹念な取材を元にして描かれた重い作品なので、
まぁ出版社の方も、力が入っているのかもしれませんなぁ