アマゾンによる出版社の格付け

前々から一部であるんだろうなぁって言われていた
アマゾンによる出版社の格付けなんですが、
一寸前にマスコの記事が載っていたのでその話とかを。。

アマゾン、出版社「格付け」 電子書籍、有利な契約優先
朝日新聞がなんかこのタイミングで、
「導入したことが分かった」とか書いていますが、
記事にあるとおり 
アマゾンが今春、出版各社に提示してすすめてた話で、
夏から順次始めているものです。
具体的には販売手数料の実績や、品揃えなんかで
出版社を4ランクに分けるという話ですな。

ランク上位の社の電子書籍をホームページ上で目立たせたり、読者の購入履歴などに応じて「おすすめ」としてメールなどで紹介しやすくしたりする
んだそうですな。
朝日新聞のこの記事によると、
出版社は「市場の支配力を背景とした脅しだ」などと反発。
下衆の勘ぐりをしますと、多分、この出版社って朝日新聞ではないかと。
もう10年ぐらい前の私の経験から言うと、新聞社系の電子書籍というと、
どうも今ひとつ売れないイメージがあったりするんですが、

もしかすると朝日とアマゾンとの契約が不調に終わったので
記事としてこういう話が表に出てきた気もしないではないです。。



もっとも、この話は、独立系の作家や、
部数がでなくても良い本を作っていこうとする出版社にとっても
あまりよろしくない話だといえるわけで、
米国や欧州でも出版社や作家によるアマゾンへの抗議が広がっており、対立が浮き彫りとなっている。
という事だそうですな。

よく売れる本を数出して回収していくというビジネスモデルは、
ロングテール市場で戦っている多くのKDPの利用者とは
相容れない部分があります。。


まぁ新しい客層を開拓して市場を拡大していくのには、
ある面では必要な方向性なのかもしれませんが、

ランクが下位の出版社なんかには、>
定期的にフォローアップとかをしていってくれると>
全く新しい読者の開拓に繋げれるかも知れけないし
有り難いなぁと思ったり。

その辺の所、アマゾンさん。
一つ、おねがいしますよと言ってみたりするわけです。