電子書籍の保存性

Gigazineさんの所の記事で、
少し気になる話がありました。

消えかけている電子書籍を後世に残すための戦い


どういうことかというと、

後世に残すための記録保存が困難である」という大きな問題があり、貴重な本が後世に伝えられないまま消えていってしまう可能性があることをThe Vergeが指摘しています。
という話。 
 B級映画監督として名を馳せたエド・ウッドのポルノ小説とか、
今では大学に貴重うな資料の一つとして保存されているのですが、
当時は紙くず同然の扱いで、現在でも収集家が探そうとすると、
苦労すると言います。

もし、コレがデーター利用だけの電子書籍であったのならば、
もっと困難になってしまうのではないのかという指摘です。

記事では、デジタルコピーと海賊版などに関しても
話は及んでいるのですが、





興味深いのはCNI(Coalition for Networked Information)のディレクターのLynch氏の言葉
「デジタルコンテンツの興味深い点は、コレクターにとっては扱いが困難であることです」
ちょっとコレは、一見いがにも思える様な指摘かもしれません。
確かに今の電子書籍は「読む権利」を商売としていますから、
コレクションとしては成立しにくいんですな。

 物理的な書籍の場合は読んだ後に倉庫で50年間保存するか、孫にあげる、という選択ができますが、Kindleで手に入れた本は例え50年間保存できたとしても誰にも渡すことができず、公に記録できないまま消えていってしまう可能性が高いと言えます。

まぁ例え、物理的にコレクションしていたとしても、
今ではマイクロフィルムを始めとして
フイルムなんかのメディアの再現に苦労したりする現実もあるわけで、
クラウド上のデータにしても、
将来、知らぬ間に読めなくなってしまう
ということもありえるのかも知れません。



 SCSIのドライブは持ってたんですが、
SCSIポート自体、なくなっちゃって
メディアだけ残ったZipディスク(100M)

中身は不明(一枚はシステムディスクっぽいですね)
見ちゃいけないものだったかもしれません。。