PCでキンドル本が読めるKindle Cloud Readerが使いにくい。

アマゾンさんがブラウザーで手軽に
コミックや雑誌などのKindle書籍が読める
Kindle Cloud Readerというものを公開しているのですが、
これが使いにくいといううお話。

まず、対応しているのが
コミックや雑誌などに限られており、
文字のキンドル書籍は、
固定レイアウトにされていなと読めないようです。

キンドルのPaperwhiteなんかを持っている人に対して、
漫画や雑誌のカラーページの情報に
アクセスできる手段を提供するというのは、
意味があるとは思うのですけれども、
読める本読めない本がわかりにくいっていうのは、
サービスとしてどうかなぁって。


さらに操作性にも些か問題がありますな。
ブラウザー依存のシステムなんですが、
基本的に反応が遅い。
うちの環境で試してみた限りは、
書籍データを開いて暫く放置して、
ブラウザーのキャッシュにデータを貯めこまないと、
スムーズに読めるスピードにならないような気がします。

 Kindle Cloud Readerが遅くて使いものにならないという人は、
キャッシュの大きさに余裕を持た上で、
一度キンドル漫画を開いて、数分放置して動かしてみる
というのをためしてみると良いかもしれません。


個人的には読み込みに少し時間をかけても
まずはインターレス(飛び飛びに描画)かブロック転送で
全てのページの半分程度を読み込ませて、
おっかけで、ページを先回りして
データを転送するとかできないのかなぁっと。


また、ブラウザーによって表示が微妙に異なるのも注意が必要かも。


グラゼニ(1)森高夕次 (著), アダチケイジ (著)より

FireFoxでは見開きページに中線が出てますな。
小さめのキンドル端末などでは楽しめない
迫力のある見開きの大きな画面が楽しめるのが、
 Kindle Cloud Readerの利点の一つだと思うのですが、
ブラウザーで少し差が出てしまったりするようです。

またディスプレイの環境によって、
縦横比が少し異なってくるみたいなので、
模写なんかをするひととか、
その辺を気にするべき人は注意が必要かも。



まだまだ、完成度的には足りないシステムだと思うのですが、
大きな画面で絵を見るというのは、一つの価値がありますので、

普段は普段小さいキンドルとかで漫画を読んでいる人は、
一度試してみて損はないと思います。